なんでもほめるのはNG!子どもが伸びるほめ方にはコツがある
子どもが自信をもって前向きに過ごすために、親がほめることはとても大切! たくさんほめて育てたい…と思っているママやパパは多いのではないでしょうか。
今回は私が学んで実践している「チャイルドコーチング」のスキルを使った、子どもが伸びる「上手なほめ方」を紹介します。

なんでもほめるのはNGなワケ
子どもに自信をつけてあげたい!という思いから「すごい!」「上手!」などほめ言葉を連発するのは、実は子どもが伸びるほめ方とは言えません。
久しぶりに会った人やたまにしか会えない人に言われるのであれば嬉しいかもしれません。でも毎日一緒にいる親に、なにをしても「すごい!」と言われたら、子どもからすると「自分のことをちゃんと見ていない」と感じてしまいます。
また、子ども自身ががんばってもがんばらなくてもほめられる環境だと、物事へ努力する気持ちも育ちにくくなってしまいます。
変化に気づいてそのまま伝える
ほめる時に大切なのは、子どもの変化に気づき見逃さないことです。
小さなことでもいいので、子どもの成長したところやよい部分に気づいたらそのまま伝えます。
例えば、「あ!今日はおもちゃのお片づけ自分からできたね」など。さらに「ママ、うれしいな」と気持ちを添えるとさらにいいですよ。
このように親が子どもの変化に気づいて伝えることで、子どもは「自分がしていることを見ていてくれている」「自分の存在を認めてくれている」と感じます。
伝えるのは、当たり前のことやほんの少しの成長でOKです。わが家では今朝、「みかんの皮、上手にむけるようになったね」と年長の娘に声かけをしました。娘は返事はしなかったものの、キレイに剥けたみかんを見つめてにんまり。
こうした日々のなにげない言葉が子どもの心を育てます。
■声かけのポイント
中には「ホントかな?」と勘ぐる子や、「そんなのたいしたことないよ」と素直に受け取れない子もいるかもしれません。そうした子どもにもポイントを押さえて声かけをすることで、気持ちが伝わりやすくなります。
・具体的に どこがよかったのか、事実をわかりやすく話します
・タイミングよく ほめるに値するできごとがあったら、その場ですぐ伝えます
・心をこめて 声のトーンや表情で親がうれしそうに伝えます
この3つを意識して声をかけてくださいね。
一番大切な「存在承認」をしっかりと
「ほめる」というと、結果に対しての言葉かけだと思いがちですが、子どもを伸ばすためには結果までのがんばりを認めることも大切です。
ここで、知っておきたい3つの承認を紹介します。
1つ目は結果承認。
結果やできたことに対してほめること。「〇〇ができてすごいね!」「上手だね」といった声かけです。
2つ目は行動承認。
結果に関わらずがんばったことに対してほめること。「たくさん練習しているね」「がんばってたね」といった声かけです。
3つ目は存在承認。
相手を気にかけること。いるだけで価値があると伝えること。「大好きだよ」「一緒にいると嬉しいな」といった愛情表現やスキンシップ、目を合わせてのあいさつや、相手の様子を伺う声かけです。
結果承認ばかりするのはNG
結果に対して「よくできたね!すごい!」という結果承認ばかりをしてしまうのは、おすすめできません。それは、子どもが「結果を出さないと親に認めてもらえない」と感じてしまうからです。そのように感じてしまうと、失敗を恐れるようになり新しいことにチャレンジしなくなってしまいます。
結果を出しても出さなくても、「一生懸命努力したことがすごい」「がんばる姿がすてきだったよ」と認めていくこと、また「そのままのあなたが大切」というメッセージは普段からしっかり伝えておくことが大切です。
そうすれば、子どもは目の前のことを前向きに捉えて挑戦することができるので、どんどん伸びていきます。存在承認、行動承認をしながら、しっかり結果承認をするように心がけていきましょう。
信じて見守り愛情表現はたっぷりと!
今回紹介した「チャイルドコーチング」では、「子どもは目標を達成できる力をもっている」と信頼して関わることが基本となります。
つまり親が1から10まで指示をしなくても、「子どもはもともと自分で考え行動する力がある」と考えながら、ちょっとした励ましや気づきをあたえる声かけをして見守ります。
親は子どもをよりよくしてあげたいという思いから、できていないことの方に目が行きがちです。私もつい子どもたちに「また〇〇してないよ!」とガミガミ言ってしまうことがあります。
でも悲しいことに、一生懸命叱ったところであまり改善されないんですよね。「今日は〇〇できていたね」と、できている時にほめる伝え方を意識していきたいと思います。
「この子は必ずできる!」と信じていれば、今できていること、できるようになったことに自然と注目し気づけると思います。親も子どもを笑顔になれる「ほめ方」、ぜひやってみてくださいね!


