小学校入学前に押さえたい!幼稚園のひらがな学習と家庭でのサポート
幼児期はのびのび遊ぶことがとっても大切! とはいえ、小学校入学前にひらがなだけは書けるようにしておきたいと考えるパパママも多いですよね。
今回は元幼稚園教諭の私が、幼稚園でのひらがなへの取り組みについてお伝えします。ひらがなをマスターするために家庭では何をしていけばいいのかの参考にしてくださいね。

ひらがな練習、幼稚園でどこまで教えてくれる?
各幼稚園の方針によって、卒園までにひらがな練習をどこまで進めるかは違っています。
・ひらがなワークに取り組む園
年長クラスになるとひらがなワークが配布され、ワークに書き込む時間があります。
ワークに沿って、先生が一字一字丁寧に教えてくれます。
・カタカナや漢字まで練習する園
ひらがなに加え、カタカナや漢字を教えてくれる園もあります。
楽しく小学校での学習を先取りできますが、その分園生活で学習の時間が多くなります。
そのため、自由な発想で遊んだり、友達とやりとりをして人間関係を深める時間が削られてしまうことも考えられます。
・ひらがな練習をやらない園
ひらがな練習をする時間をもたない園もあります。
その分グループ活動や、行事、季節の遊びなど、集団だからこそできる活動に力を入れて取り組んでいます。
園の説明会の資料や、配られたおたよりをチェックして、子どもの通っている園がどこまでひらがな練習に取り組むのか知っておきましょう。
説明会などで先生とお話しする機会があれば、「園では、どの程度文字を教えてくれますか?」など、ひらがな練習についての時間や方法を質問してみるのもいいと思います。
ひらがな練習にいっさい取り組まない園に通っている場合も焦らなくて大丈夫。ひらがな練習は家庭でも取り組むことができますよ。逆に、学習時間が多い園に通っている場合は、家庭ではのびのびと子どもが好きなことをして遊ぶ時間が多くとれるといいですよね。
幼稚園では文字への興味を広げる働きかけをしています
ひらがな練習をひと通りする園、いっさいしない園とさまざまですが、どの園でも共通していることがあります。
それは文字への興味を広げる活動をしていることです。
大切なのは「文字への興味や意欲」
友達の名前を読む、作品の裏に自分の名前を書いてみる、絵本を読んでもらう、自分で読んでみる、お店屋さんごっこで看板を書いたり、グループの名前の立て札を作ったり、カルタで遊んだり…年齢にあった言葉・文字への取り組みをしています。
いろいろな活動を通して、どの子も文字に関心がもて、「文字を書いてみたい!」という意欲を育んでいます。
ひらがなの練習を始める以前に、とても大切なのが、「文字への興味や意欲」。
幼稚園の生活でそのベースを築いているので、家庭で親がひらがな練習をさせるのは難しいことではないと思います。
家庭でひらがな練習、年齢ごとの目標は?
家庭でひらがな練習をする際、子どもがイヤがってしまう原因は、「子どものレベルに合っていない」ということが多いと感じます。簡単過ぎても、難し過ぎても子どもはイヤになってしまうのです。
そこで各年齢のおおよその目標をお伝えします。
年少:文字への興味があり、いくつかの字が読めること
年少では文字に興味がありいくつかのひらがなが読めることが目標。
0~2歳向けの短い文章の繰り返しの絵本を一緒に見ながら文字を読んでみましょう。
また、ぬりえやお絵描きをして筆の運びの練習をしておきましょう。
年中:読めて、簡単なひらがなや自分の下の名前は書ける
年中では全部のひらがなが読めて、簡単なひらがなや自分の名前が書けることが目標。
部屋やお風呂にあいうえお表を貼っておき、声掛けしているうちに覚えていきますよ。
「い」「こ」「し」「つ」など簡単なひらがなの練習から始めていきましょう。自分の名前はお手本を見ながらチャレンジ!
年長:ひらがな全文字が書ける、カタカナが読めること
小学校入学をひかえる年長では、全部のひらがなが書けて、カタカナが読めることが目標。
書き順が間違っていても、鏡文字でも不格好でもOK。
友達や家族との手紙交換などを通して、文字を書く機会をたくさん作ってあげましょう。
幼稚園で足りないところを家庭で補おう
「小学校入学までにすべてのひらがなを完ぺきに!」と思うと焦ってしまいますが、ここまでの目標であれば笑顔で見守れるのではのでしょうか? 各幼稚園の活動内容の違い以外にも、子どもによって個人差もありますよね。
「幼稚園での活動だけではこの目標が達成できそうにないな…」と感じる場合は、ぜひ家庭でもひらがな練習に取り組んでみてくださいね。
書店に行くと、簡単なひらがなから順に練習することのできるワークが販売されています。かわいいイラスト入りやしりとりになっているもの、人気のキャラクターのものなど、たくさんの種類があるので、子どもと一緒に選べば喜んで取り組むはずですよ。
小学校に入ると、ひらがな、カタカナ、数字の書き順ををひと文字ずつ練習をしていきます。すでに書き順までバッチリの子は、しばらくの間授業が物足りなくなってしまうこともあるかもしれません。授業で新しい発見があるからこそ、「勉強が楽しい!」と思えることを考えると、幼稚園時代のひらがな練習は、背伸びせず楽しくできる範囲がいいと思います。
細かな間違いを指摘するより、文字を書ける楽しさ・嬉しさを充分に味わうことを大切にしてあげてくださいね。
まとめ:幼稚園でのひらがな学習と家庭でのサポート
幼稚園でのひらがな学習は園の方針によってさまざまで、ワークでしっかり練習する園もあれば、文字練習をほとんど行わず遊びや行事を重視する園もあります。どの園でも共通しているのは、文字への興味や意欲を育む活動を行っていることです。
家庭では、年齢に合わせて少しずつひらがなに触れることがポイントです。
- 年少:文字に興味を持ち、いくつかの字が読める
- 年中:読める字を増やし、自分の名前や簡単なひらがなが書ける
- 年長:ひらがな全文字が書け、カタカナも読める
幼稚園で十分に練習できない場合は家庭で補い、逆に園で学習が進んでいる場合は、家庭ではのびのび遊ぶ時間を大切にしましょう。文字を書く楽しさや嬉しさを味わうことが、ひらがな学習を続ける大きなモチベーションになります。


