進んで宿題する子になる、勉強嫌いにさせない親の関わり方
進んで宿題や勉強をする子になるには?
うちの子、勉強嫌いで困る!毎日の宿題をさせるのが大変!
…という悩みは多くの小学生の子を持つママから聞く話です。子どもが進んで宿題をしてくれたらうれしいですよね。
そのためには、勉強嫌いにさせないことが大切。親はどんな関りをすればよいのでしょうか。
今回は小6と小3の子どもを持つ私が、これまで実践してきたことをお伝えします。
98点のテスト、どんな声掛けをする?
ねえねえ!オレ、勉強しなかったのに漢字テストで98点とった!
先日、小6の息子が嬉しそうに明らかなどや顔で言ってきました。
そこでパパは調子に乗るといけないと思ったのか「勉強したら100点とれたのにもったいない」と言ったのですが、
普段から集中して漢字練習してるんだね
と、私はかぶせるよう言って伝えました。
A 100点をとれなかった
B 普段から集中して漢字練習をしている
これはどちらも間違いではないけれど、
やる気がでるのは
B→「普段の頑張りを認めること」だと思います。
その証拠に、素直な息子はその後すぐに机に向かって、機嫌よく勉強を始めたのです。
親が出来ていることに目を向けること
うちの子に限らずどんな子も、出来ている部分に目を向けるられると「次もまたがんばろうかな」と思えるもの。
できなかった部分ばかりに注目していると、いつの間にか勉強がイヤイヤするものになってしまいます。
小さなころからこのような「チャイルドコーチング」の技術を使った声かけをしているからか、
うちの子どもたちに「勉強しなさい」「宿題しなさい」とは言ったことがなく、ほっておいても自分で取り組みます。
勉強は「自分の知りたいことや必要な知識を得ること」
他に気をつけてきたことは、勉強を座学だけに限定しないこと。
うちでは勉強した時間分、ゲームができるルールになっているのですが…
その勉強は、好きなことでOK。
ちなみに最近は女王アリを捕まえてきて百均の材料で飼育セットをせっせと作っていますが、それも勉強に入ります。
好きなゲーム「マイクラ」の裏ワザ?を調べる時間、「ぷよぷよ」の連鎖を考えノートに書く時間、
虫の飼い方、魚のさばき方、ハンバーグやクッキーの作り方をまとめたこともありました。
時には自分から「ちょっとここは苦手だからやっておこう」と漢字や計算を選ぶこともあります。
×勉強=ノートと鉛筆を持って座学をすること
◎勉強=知りたいことや必要な知識を得ること
こんな認識でいれたらいいと思います。
100点じゃないテストこそ大切にする
最後に、もうひとつ心がけているのは、私は100点のテストはすぐ捨ててしまいますが、低い点数をとってしまった時こそ大切にとっておきます。
それは、わからない問題に出会った時こそレベルアップのチャンス!だからです。
できなかったことは教えてあげればいい。そして理解したらハナマルです。
(高学年からは、難しいので「パパか先生に聞いて~」と人任せにしています。笑)
私は普段から、子どもと「ドラえもん」を見ながら、のび太のママをバッシングしています。
のび太のママはのび太がテストで0点を取った時、「の~び~た~~!!!」と叫んで、ガミガミ叱るからです。
頭ごなしに叱ったってテストの点は絶対上がらないですよね。
テスト0点で自尊心ズタズタのボロボロの息子をさらに追い詰める野比玉子さん、ひどいと思いませんか?!
「ママだったら、子どもが0点とったら、勉強教えるよ。」
「わからなかったことは、わかるまで一緒に考えればいいだけだから。」
「テストの点数なんて気にしないでいいし、何点でもママは助けるよ。」
ドラえもんを楽しみつつ、こんなメッセージを伝えています。
野比玉子さんが反面教師になってくれるおかげで、
うちの子たちは点数が低い時も躊躇なくテストを出してくるし、そこを一緒に復習しつまずきも都度解消されて、いい流れができていると思います。
(野比玉子さん悪口ごめんなさい!助かってます!ドラえもん大好きです。)
勉強嫌いにさせない関わり方 ~まとめ~
うちの場合は
・出来ていることに目を向ける声かけをすること
・「勉強は自分の知りたいことや必要な知識を得ること」という認識を持たせること
・100点じゃないテストこそ大切にすること
この3つが進んで勉強する子になる関わり方として効果抜群でした!
勉強がイヤなものでなければ、宿題も親に言われなくても自分のペースでやるはずです。
うちの子にはどうしたら…と悩むときには、ぜひ子育て相談をご利用ください。