創造力が豊かな子どもを育てる親がやっている4つのこと

自分の発想で新しい何かを作り出す「創造力」。子どもに育んでいってほしい力ですよね。今回は、創造力が豊かな子になってほしい!と感じているママやパパへ、子育てアドバイザーとして学んだことから「創造力が豊かな子どもを育てる親の関わり方」についてお伝えします。

創造力が豊かな子どもの特徴「なんでも遊びにできる!」

創造力が豊かな子どもは、なんでも遊びにできるという特徴があります。
いつものおもちゃひとつで、何通りものごっこ遊びができたり、何もない原っぱやいつもの公園に行っても、次々に楽しい遊びを生み出したりします。その楽しそうな様子を見て、自然とまわりに友達が集まって来ることも多いでしょう。
役割分担やルールを作るのが得意で、初めて会った友達ともすぐに仲良くなって遊びだすかもしれません。発想豊かに自分なりに工夫することができるので、自由に行う工作やお絵描きが得意なことも多いです。そのため、創造力が豊かな子どもは、いろいろなことに楽しく前向きに取り組めます。

大人になっても大切な創造力

大人になってからも、正解のない問題に自分なりの答えを出す力や、課題に対して新しい解決方法を生み出す力は必要です。ですから、小さな頃から遊びの中で創造力を育んでいきたいですね。AIやロボットなどのあIT技術が進むこれから社会では、仕事をしていく上でも創造力がますます大切になってくるでしょう。

創造力が豊かな子を育てる親がやっていること

創造力は生まれもった力ではなく、誰もが伸ばしていくことができます。創造力が豊かな子どもに育てるために親として何をしてあげたらいいのか、関わり方のポイントをお伝えします。

時間に余裕をもたせ自由に遊ぶ時間を確保

子どもの能力を伸ばすためには、習い事などで技能が身につくことをさせることが重要と思うかもしれません。しかし、実は子どもの創造力を育むのは、自由な遊びの時間です。じっくり遊び込めるよう時間の余裕をつくることが大切です。
理想は、片付けの時間が来ても、ひとつの遊びの区切りがつくまで待てるような環境だといいですね。また、テレビやスマホの視聴は、創造遊びの時間を奪ってしまうので、時間を決めて利用できるといいと思います。

自由な発想を認める

遊びの中では、物の使い方が正しくないこともありますが、それを認めてあげることが大切です。

例えば子どもがすべり台を反対から登る遊びをしていたとしてら、ほかの子に迷惑をかけないように注意したくなってしまいますよね。でもその子は山登りの空想をして遊んでいたとしたら、立派な創造遊びです。ほかの子がいない時だけにしようと約束したり、まわりの友達も巻き込んでみんなで反対から登る遊びをするのはどうでしょう。また、どうしても迷惑になるようなら、ほかの場所で同じ遊びができないかを一緒に考えてみるといいですね。
このように、「一般的な使い方と違う」「ルールだからダメ」ではなく、子どもの自由な発想を認め、やりたい遊びの実現に向けて、子どもだけでは解決できない時は親も一緒に考えることが大切です。

先回りしないで見守る姿勢でいる

子どもがはじめてのことに挑戦するときや、なかなかうまくできないことがあるとき、先回りしないで見守る姿勢も大切です。親がやった方が早いことでも、子どもが自分でやろうとしている時は、手や口を出さないようにしましょう。自分でやろうとしていることをほめ、時間がかかってもいろいろと工夫してやり遂げられるように見守ります。

難しい時も「自分でできた」を味わえるように

最後までひとりでできない時はこんな関わり方がおすすめです。
イヤイヤ期の子のママによくアドバイスしていることですが、着替えのボタンはめなど難しいことでも自分でやりたがる場合、途中までは親が手伝い、一番最後だけは自分でできるように…と伝えています。イヤイヤ期だけでなく、どんな年齢の子も「自分でできた!」と思うと、次もまたやってみようという意欲が湧きます。何度も挑戦すること、できるように工夫することが創造力アップに繋がります。

子どもはみんな遊び(創造)の天才!

創造力を高めるために親ができることは、何かをしてあげるとか教えてあげることより、その子のしていることを肯定すること。頭の柔らかい子どもたちは、もともとみんな遊びの天才。ですが成長する過程で「間違ったらダメ」「みんなと同じでなきゃダメ」という思い込みが生まれ、創造力を発揮できなくなってしまうことも多いのです。
キラキラと目を輝かせ夢中になって遊んでいる時こそ、子どもの力はグングン伸びていきます。その子ならではの自由な発想の遊びを、親も一緒に楽しんで見守っていきたいですね。

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