「サンタさんはいる!」わが家のクリスマス演出&作戦

みなさんは何歳までサンタクロースの存在を信じていましたか? 私は幼稚園の年長の時、友達から真実を聞かされて、大きなショックを受けたことを覚えています(笑)。
私にとって、サンタクロースを信じていたころのクリスマスは、嬉しさと不思議に思う気持ちに包まれて、心からワクワクできた特別な時間。今でも思い出すと温かい気持ちになります。
自分が親になった今、クリスマスの朝「サンタさんが来てくれた!」と言ってプレゼントを見つける子どもの嬉しそうな笑顔を見ていると「かわいいなあ~」と幸せを感じます。そしてこの光景が来年も再来年も続いてほしいと強く思うのです。

今回は、子どもに夢を持ち続けてほしいと願う私がしている、「サンタさんは本当にいる」と思わせる演出や子どもの反応を年齢別に紹介します。

※この記事は2018年あんふぁんWebに掲載されていたものです。

3歳くらいまでは「サンタさんについて教える」

3歳くらいまでの幼い時期は、まず「サンタさんってなに?」ということを示すことが大切です。
クリスマスの朝、枕元にプレゼントがあっても「なぜかプレゼントが置かれていた」と「サンタさん持ってきてくれた」という認識では喜びが全然違うはず! そう思った私は「サンタさんの存在を教えること」に力を入れていました。

まずはクリスマスのアニメや絵本を見せること。いろいろなお話がありますが、シンプルにサンタクロースがプレゼントを配るお話がわかりやすいです。
娘が特に気に入っていたのは「ノンタン!サンタクロースだよ」という絵本でした。

この絵本では、動物達のもとへ、サンタクロースがプレゼントを届けにやってきます。
くまさんにはクマサンタ、うさぎさんにはウサギサンタ、ノンタンのもとへはネコサンタがやってきて、翌朝のクリスマスにみんなでプレゼントを喜びあうというものです。
「自分のもとにもサンタさんがくるかも」と期待感をもつにはぴったりの内容です。

それから、ごっこ遊びにも取り入れました。ブロックのおうちで遊び、人形が寝ている時に、サンタの人形がプレゼントを持ってやってきます。サンタをソリに乗せたり、煙突から入る演出も。

また「サンタさんごっこしよう」と言って、子ども達が寝る役、ママはサンタ役で、家にあるオモチャを袋に詰めて、子ども達の枕元へ置いていきます。
子どもが目を開けていたら「起きている子にはあげられないな~」とさりげなくルール説明も。慣れて来たら子どもがサンタ役をしてママは子ども役。サンタが近づいたタイミングで起き上がると「きゃー!」と逃げていき、ちょっと違う遊びにも発展しましたが…(笑)。
この時期の子どもは繰り返しが大好きなので、何度も何度も遊んだことを覚えています。

こうしてサンタさんはプレゼントをくれるとしっかり理解した子ども達は、当日の朝「本当に来てくれた!」と大喜びでした。

年少~年中のころは「サンタさんは空から見ている」

このくらいの年齢の子どもはクリスマスを知っていて、街のイルミネーションや幼稚園や家の雰囲気で「もうすぐサンタさんが来るんだ」とワクワクしていることでしょう。
さらに期待感を高めるには「サンタさんは空から見ている」ということを示すこと。
子どもに「遅くまで起きている子のところには来ないんだって」「いい子にしているか空から見てるみたいだよ」と伝えておきます。そうすると想像力が膨らむようで、ソワソワして窓から空をのぞいたり、いつもよりいい子でいようとがんばることも。

プレゼントは「これがほしい」とリクエストするようになります。途中で変わっては大変なので、早めにサンタさん宛てにほしいものを書いた手紙を書かせることにしています。
息子が年少のクリスマス。字は読めるもののまだ書けなかったので、ほしいものは私が代筆しました。この時下の子が産まれいろいろと我慢しがんばっている時期だったので、サンタさんからのお返事には「いもうとに、やさしくできてすてきだね」と書きました。
手紙を読んだ息子が、「サンタさん見ててくれたんだ!」と、とても嬉しそうにしていたことを思い出します。
また、プレゼントの購入はバレないように細心の注意が必要になります。わが家ではネットで購入して、段ボール箱のままクローゼットにしまいこんでいます。

年長~小学生は「信じていないと来ないらしい」

年長以降は疑いを持つ年頃。私の時のように友達から真実を言われてしまう可能性もあります。そこで年長のころから息子に伝えているのは「サンタさんは信じてない子のところには来ない」ということ。

もし「サンタさんはパパとママなんだよ」と言い出す子がいても、その子のところにはサンタさんが来ないから、変わりにパパやママがプレゼントを置いていると思うことができます。

幸い、小学1年生の息子の周りのお友達は、サンタさんを信じている子ばかりで、「サンタさん見たことある」と言っている子も。
私も「その子は霊感があるから見えたのかもね、おじいちゃんも霊感があって、おばけもサンタも見たことあるって言ってたよ」と話したり、息子が「クリスマス、友達の家はサンタさんが来るまで鍵を開けているらしい」という情報を仕入れてきたので「じゃあ、うちもそうしよう」と相談したり、リアルな会話を楽しんでいます。

また、今年のサンタさんからの手紙は英語で書こうと思っています。この年齢になるとパパとママの字と気づいてしまいますが、英語であればわからないはず。そして「どうやらサンタさんは外国人らしい」という知識をつけてきたのでリアリティーがでると思います。
ちなみに年長で真実に気づいた私は、親に気を使い1~2年は信じているフリをしていました。知っていると親に打ち明けてからは、弟や妹の信じる姿を、親と自分だけの秘密として優越感を持って見ていました。それはそれで楽しいクリスマスでしたが…。
息子もそんな時期に入って来たので、気づいているのかいないのか、その心理戦も楽しんでいきたいです。

子どもがいるからこそのクリスマス体験

私にとって、子どもの頃からクリスマスはプレゼントをもらう日でした。
親になってからはすっかりプレゼントを買う側になってしまいましたが、サンタさんを信じる子どもの姿は最高の楽しみ! 子育て中だからこそできるクリスマスの体験として大切にしていきたいです。
サンタ役として楽しめるのは期間限定でいつか終わってしまうとは思いますが、子どもの年齢に合わせた親のちょっとした工夫で、子どもがサンタさんを信じる期間は長くなると思います。

小さなうちは「クリスマスとは何か」「サンタさんとは何か」と意味を伝えれば純粋に信じてくれますが、成長と共に、信じるための裏付けが必須になります。
「どこから入ってくるか」「サンタさんは普段はなにをしているのか」「人間なのか、妖精なのか」など…想像力を働かせて、子どもと話し合ってみてはいかがでしょうか。
また、サンタさんにお菓子を用意したり、手紙のやり取りをしたり、ぜひいろいろな演出をしてみてくださいね。

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