面倒でもやらせる価値あり!料理のお手伝い、何歳から何させる?

料理をしていて、子どもが「お手伝いをしたい!」と言ってきたら、どう対応していますか?
子どもが関わると余計に時間がかかったり、散らかったり…面倒に感じることも。でも保育の現場で働いていた筆者の経験から言うと、料理のお手伝いは子どもを成長させます!

そこで、今回は子どもの成長する点と、年齢ごとのお手伝いの内容を紹介します。

料理のお手伝いで育つことは、こんなにたくさん!

まず、自分が食べるものを作るのを手伝うことで、食への感心が高まります。特に子どもが苦手意識の強い緑の野菜や初めて口にするものもお手伝いで触ったことがあると、親しみをもつことができるのでオススメです。「自分で作ったものだから、一口味見してみようかな?」と食べることもあり、少しずつ、好き嫌いが減ることが期待できます。
また、料理をして「難しい」と感じた場合には、作る人がどれだけの想いで作っているのか知るきっかけになります。「残さないようにしよう」という意識も芽生えます。
もちろん、料理ならではの手先の使い方が必要なため、器用になる効果も期待できます。火や刃物の怖さも知ることができます。
またお手伝いしたことや、完成した料理をほめられることで、人の役に立つ喜びを知り、自己肯定感も育ちます。

何歳から、何させる?わが家でやらせてきたこと

わが家では成長に合わせて、このようなお手伝いをお願いしてきました。

2歳頃
野菜を洗う、トマトのヘタ取り、玉ねぎの皮むき(上部は大人が切る)、食材を混ぜる

3歳頃
大人が計った調味料を入れる、クッキーやハンバーグやつくねなどを丸める、レタスなどをちぎる、カラトリーを並べる、こぼれない物を運ぶ、米を研ぐ(水を捨てるのは大人)、大根をすりおろす(大人が持ちやすい形に切る)

4、5歳頃
大さじや小さじですくって調味料を入れる、ウィンナーやバナナなど柔らかいものをナイフで切る、ピーラーでの皮むき、ご飯をよそう、サラダなどの盛り付けをする、卵を割る、ゆで卵の殻を剥く、餃子作り、お皿洗いをする

6歳頃
安定した食材を包丁で切る、汁物を運ぶ、フライパンで炒める、米を研いで水を計量する

書き出してみると、小さな子でもできることはたくさんありますね。個人差はあるので、子どもの様子を見てできそうなことから、ぜひ教えてみてください。

料理に興味がないときには

ママとしては一緒に料理をしたいけれど、子どもは興味がない。そんな時は子ども専用の包丁やエプロンを用意してみてください。「自分だけのもの」を使える嬉しさで挑戦したくなるはずです。100円ショップで気軽にそろえてもいいですし、いろいろなキャラクターのものも売っています。
またピーラーやおろし金などの「ママの道具」を使えることも、ワクワク感をもてると思います。

余裕があるときに、特別な遊びとして誘ってみる

忙しい料理の支度の中で、毎回子どもにお手伝いをさせるのは大変なこと。筆者は基本的には自分ひとりで料理をし、余裕のある時にだけ「今日は○○のお手伝い、やってもいいよ~」と子どもたちを誘っています。特別な遊びのような位置づけになっていることがよい効果を生んでいると感じています。
子どもが失敗してもよし! 多少散らかっても、時間がかかってもよし! そんな心構えで、頑張りすぎずに親も子も楽しみながら料理ができるといいですね。

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